ドッグトレーニングとシチュエーション

オプデス出場までのドッグトレーニングプランが整いました。

前回オプデスに出たときの一番の敗因は、横について歩く(ヒールウォーク)ときににおいかぎに夢中になってしまったことでした。そしてさらなる敗因は、練習場所のバリエーションが少なすぎたことだと思いました(; ・`д・´)

練習場所のバリエーションとは…!?

飼い主さんに「愛犬におすわりさせてください」と言ってできなかったとき(その他伏せでも、待てでも)、よく聞く言葉が「家ではできるんだけど…(。・ ω<)ゞ♡」という言い訳笑、です!…わかりますよ、その気持ち笑。

トイプードル 訓練競技会

なぜそのようなことが起きるのかというと、犬は「般化(はんか)」というものが苦手です。(※般化とは…条件づけの過程において,ある刺激に対して特定の反応が起るようになると,類似の刺激に対しても同じ反応が生起するようになる。ブリタニカ国際大百科事典より。)

例えば、家の中で一生懸命おすわりの練習をしてできるようになったとしても、一歩外に出るとたくさんのにおいがしたり、人や車や犬が通ったり、大きな音がしたりと様々な刺激に溢れています。その中で、あまり刺激のない家の中でしかやったことがないことをやらせようと「おすわり!」と言ってみても、残念ながら犬はできないことが多いのです…(´;δ;`)

人間もシチュエーションが違うと緊張して普段の実力が発揮できないことがあると思いますが、その「般化」というものが犬はとても苦手なのです。

では、外でもおすわりができるようになるためにはどうしたら良いのか!

それは外でも練習すること笑。

いきなり大人数の前でスピーチしなさいと言われても難しいので、まずは2、3人の前で練習しますよね。それと同じで、犬も刺激の多い公園や駅前など慣れない場所で練習したことがないことを求められても、ハードルが高すぎて跳べないヨ。。っとなってしまうので、

同じ外でも最初は刺激の少ない場所から練習して、徐々に徐々に刺激が多い場所で同じ練習を何度も繰り返して、ようやくどんな場所でも、どんな状況でも「おすわり」と言われたら、座れるようになるのです。

さぁ!話が大きくずれましたが、

前回の競技会までの練習では、ロダと私は本番の状況に近いシチュエーションでの練習が不足していたと思うのです…!

本番の環境は会場によって異なりますが、芝生の公園・河川敷や、人工芝、土など様々ですがいずれも色々なにおいがする場所です。しかもほとんどが行き慣れていない所。さらに当日はたくさんの犬が集まり、独特の空気感です。会場によってはすぐ隣でアジリティ(犬の障害物競走)の大会が開催されていることもあり、吠え声やマイク実況の音など、騒々しい環境もあります。さらにチームテストは2組ペアで行われ、片方がヒールウォーク、呼び戻しなどを行っている間、片方が待てをして待っていなければなりません。

会場は遠方にあることがほとんどなので、現地で練習するのは難しいです。車もないし^^;

人や犬のエキストラもそんなに用意できない…、

そう、

本番と全く同じシチュエーションで練習することはできないのです…!

となれば、普段の練習ではできるだけ本番に近い環境を探してトレーニングをしなければなりません。

前回まではアスファルトの上でメインに練習しており、近所の雑木林で少しトレーニングしていた程度でした…。

これじゃ不十分…!

と思ったので、今回は難易度の低いアスファルトの上ではほとんど練習していません。

地面のにおいがもっときつい、芝生、土での練習量を増やすことにしました。

何ヶ所かある雑木林、芝生、河川敷をフルに活用しての練習が始まります…( ー`дー´)

調布市の女性ドッグトレーナー・出張ドッグトレーニング inucco(いぬっこ)

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