おやつはいつまで？

犬のしつけ、トレーニングにおやつ（食べ物）は欠かせないものですね(・∀・)食が細い犬も多い中、食欲旺盛な子はどんどん食べてくれるので、接していてとても嬉しくなります。

犬に「こうしてほしいな。」「これやめてほしいな。」という時に、人も犬もwin-winの状態になることが最も良いと思いますが、それにも食べ物は重要な要素の一つです。新しいことを覚えたり、何かに慣れさせるためには、犬にごほうびになるものがあると良いのでinuccoのドッグトレーニングにも食べ物の存在、種類がとても大事になってきます。それらによって犬のやる気が違ってきますね。

私は犬にごほうびとして食べ物をあげることは、ある種のメッセージだと思っています(´∀｀)おいでと呼んだ時には「来てくれてありがとう！」、犬にとっては嬉しくもないお手入れをしている時には「させてくれてありがとう！」…などのメッセージになります。

日本人固有の考えなのかわかりませんが、欲求を表に出すことはみっともないという考えがありますよね。それを犬も擬人化して食欲旺盛であることをはしたない、卑しい、食い意地が張っている等と思う方もいるようです。また、食べ物で釣るのは嫌、食べ物ではなく信頼関係で指示をきかせたい等と思うようです。

人間と犬は種が違う生き物です。同じことを感じることもありますし、犬は社会性が高い動物ですから人間に寄せることもあります。しかし基本的には習性ややりたいこと、価値を感じるもの、常識などが異なります。食欲があることは生き物として当然です。本来生き物はいつ次の食べ物が手に入るかわからないので必死になって食べるものです。食べ物を前にして食べずに残してしまう方が生き物として大丈夫だろうか？と心配になる訳です(；･`д･´)

際限なく食べる、何でも食べる、食べ物があればなんでもできる！…とっても良い事じゃないですか(≧▽≦)

「おやつがないとできないの。」「いつまでおやつをあげなければならないの？」「おやつがなくてもできるようになるの？」
何度も繰り返し練習していればおやつがなくてもできるようにはなります（競技会等ではおやつの持込禁止のルールがあります）。ただ、「ご褒美の抜き方」にもやり方やステップがあるので、それを知らず習熟度が低い段階で一気にあげなくなってしまうと覚えたことをやってくれなくなります。

ちなみに私の愛犬ロダはおすわりもオイデも何百回もやっているのでおやつが無くてもできますが、今日以降おやつ（ごほうび）を全くあげずにまた何百回と繰り返したらきっと成功率は下がると思います。