柴犬ラッキーちゃんの成長

子犬の性格はそれぞれで、

ワクチン接種を終えていざ散歩に出てみると全然歩いてくれなくて想像してたものと違った…となるケースも多いのですが、

調布市の柴犬ラッキーちゃんと飼い主Sさんもそのうちの1人でした。

散歩で歩かないことをドッグトレーナーなどに相談してくれる飼い主さんばかりだといいのですが…（ノO｀;）

歩きたがらないってことは本犬が行きたがらないから散歩に行かなくていいや！…となってしまうと、子犬時の大事な大事な社会化が不足してしまいます。

詳しい説明は省きますが、散歩に行きたがらない⇒全くorたまにしか行かないとなってしまうと超箱入り娘・息子になってしまい、犬として人間社会で生きるための常識がなかったり（？）ストレス耐性がほぼゼロの犬になり、その結果吠えや咬みつき等の問題行動に繋がったり、要は新しい環境（物）に対する適応能力がない犬になってしまうんですね∪･ω･∪

→犬の社会化

→子犬の社会化プログラム

なので歩けない場合はお外に行く事はとても楽しいこと！と教えてあげる必要があります。ラッキーちゃんはお散歩に出る前から元々シャイな性格で初めて見る人が家にくるとソファの下に潜ってしまうような子犬でした。

おかげで初めてお家に伺ったときには部屋に犬がいるのかわからないくらいの雲隠れぶりで笑、飼い主さんに「この部屋に犬がいるんですか？？」と質問したくらいでした。　

その様な感じなのでお散歩に出始めたときも、やはりほとんど歩かなくて飼い主さんはすぐ諦めて帰ってきてしまっていました(´⌒｀。)

でもここからがすごいところ！

飼い主さんはご年配の方なので同じ距離を歩くのも若ぇもんより時間がかかるのですが、犬の社会化の大事さを説明させてもらったところ積極的に取り組んでくださいました！

お家の周りから少しずつ歩く範囲を広げてみたり歩いたことのない道を意識して散歩してもらいつつ、お外に対して良いイメージになるような練習も合わせてしてもらいました。最初は散歩に出たくないアピールをしていたラッキーちゃんも(；・∀・) 、

いつも間にか散歩が大好きになり「はやく行こう！散歩行こう！」と催促する程になりました！

私がお家に行くと、よく外でお散歩トレーニングをしていたので、玄関の方向にスタンバイしてもう散歩に行く気満々！

こんなに外を好きになってくれるなんて…C=(^◇^ ;

大の苦手だった工事現場も音の大きさによってはまだ怖がるのですが、全く近寄ることができなかった頃に比べたら普通に通り過ぎることができるなんて飼い主さんの努力の賜物です！

犬のしつけに悩んでプロに相談する飼い主さんの中でも、結果が上手くいく方とそうではない方もいます（出張ドッグトレーニングや犬の保育園等店舗に通う形いずれでも）。

家庭犬のドッグトレーナー・訓練士は犬を訓練する職業と思われがちですが、私たちが犬に教えられることはあくまで「作業」でしかないのです。その「作業」をどんな状況でも犬が再現できるように信頼関係を作ることが「犬のしつけ」の部分です。私達はそのサポートをする存在なんですね。（この部分、もっと詳しく書きたいのですがここでは省略します！）

日常生活の貴重な時間を割いて、レッスンで私がお伝えしたことを一生懸命練習してくれた方は間違いなく犬との生活がより充実したものになっていっています。（上手くいかない方はこの反対で、ドッグトレーナーを呼ぶ＝犬のしつけをしてもらえるとしか考えていない方です。）

ドッグトレーニングは足腰を使う作業も多いので、年配の方や若くても体が不自由な方はより一層大変な事も多いのですが、それよりも大事なのは「やろうとする気持ち」の部分ということですね。

もし犬との暮らしに悩んでプロに相談することをお考えの方がいれば、ぜひラッキーちゃんご家族を参考にしてみてください(^<^)