【事例】1歳からのトイレトレーニング

本日は事例紹介です(^.^)

前回のブログで「ドッグトレーニングはタイミングが命」と書きましたが、これは本当に本当で、褒めるも叱るもタイミングが重要になってきます。

ベストなタイミングで褒めるor叱ることができれば、犬はすぐにこちらの意図を理解してくれますし、

逆に悪いタイミングで褒めるor叱るをやってしまうと、本来覚えてほしい事と違うことを覚えたり、何度叱ってもやめない…という結果になります。すると人は「あ～！そうじゃなくて！」ともどかしい気持ちが出てしまい、より一層犬は混乱します。

同じことをなかなか覚えられないor叱ってもやめない…という悩みを持っている方はタイミングに問題があるかもしれません。

（単純に本能的な問題を叱って止めさせるのは無理がある場合もあります。）

このタイミングを語る上で事例を紹介しようと思ったのですが、過去に既にご紹介済みでして。内容を見たら、今日書きたいことのほとんどが網羅されていたので(;’∀’)、事例詳細はこちらのリンクを見てもらおうと思います。

飼い主様の声

成犬のトイレトレーニング成功例

なので今日は純粋にタイミングに絞った話をしたいと思います。

「飼い主様の声」の中で、「inuccoさんに指導をお願いし、1か月たたないうちに、トイレはほぼ完ぺきとなりました。」という一文があり、まるで私が魔法使いや超絶秘儀を持った人間かの様に褒めて頂いているのですが（嬉しいんですよ(;^_^A）、実はそうではありません。

これはレッスン後の日々のトレーニングの中で、飼い主さんが褒めるタイミングを逃さなかった。そして良いタイミングをとるために家族で徹底した。これにつきます。

特にトイレトレーニングは排泄のタイミングを人間側がしっかり管理し、目の前で排泄してもらう必要があるのですが、子犬・成犬に関わらず、これを徹底することが一番難しかったりします。どうしても犬につきっきりで日常生活を送れないからですからね。これをどう乗り切るかをレッスンではお教えしているのですが、やはり、飼い主さんによっては、なかなかトレーニングをモノにできない方もいます。

今回の事例の飼い主さんの最大の成功ポイントは、ご自身が徹底したことに加え、家族の意思統一＆実行ができていたことにあります。

家族で徹底するって結構難しかったりします(^^;

ドッグトレーニングに限らず、一人はあれやりたい、もう一人はそれじゃなくてこっちが…という様に、家族とはいえ統一するのは難しいですよね。家族の人数が増えれば増える程、一人ひとりの意思があるので難易度が上がってきますね。

たまに、「家族には反対されているので、こっそりトレーニングしたい。」という要望もあったりします(^^;

残念ながらお断りさせて頂くのですが、家族の合意や統一が取れていないと、ドッグトレーニングのタイミングを逃すことに繋がりますし、何より飼い主さん（やその家族）が犬に対して一貫性がなくなる行動が出てくるからです。そうすると、飼い主さんの望んでいる結果も得られない事になります。

だからまずは、「トレーニングよりも家族の意思統一を優先してください」とお伝えします。

事例の飼い主さん家族は、小学生の娘さん二人と暮らしていましたが、全員で協力しあって（ここ大事！犬のお世話はお母さんがやること…じゃないんですよ！）トイレトレーニングに取り組んだので、早期に成犬でもトレーニングの成果を得ることができました。

最後に、タイミングを取るためのワンポイントです(^.^)

犬（含め動物）は長い間の記憶ができません！例えば、「おすわり」と言って犬が座ったとします。おやつおやつ…と言いながら探しに行き、ガサガサ探して30秒くらい経ってからご褒美をもらっても、何に対してのご褒美なのか、犬は結び付けられません。

それを結び付けられる秒数は、驚くなかれ…

3～5秒程度！

…と言われています^_^;