アニマルウェルフェア♫꒰・◡・๑꒱

皆さんはどんな理由で犬を飼い始めたのでしょうか(*´`*)

かわいいから。
ずっと飼いたいと思っていたから。
前の犬が死んだから…。
などなど。ぼんやりと考えたと思います。

または、飼うつもりは全くなかったのにペットショップで一目ぼれしてその日のうちに連れ帰ってきた、という方もいるかもしれません。

最近は犬の食べ物にも気を使うようになってきて、ドッグフードの値段や原材料を気にし、粗悪すぎるフードはちょっと…と考えている人も多いです。

手作り食にチャレンジしている方も増えてますね。

犬の手作りご飯、手作り食

うちもやっていますが、毎日作業なのでこんな綺麗にやりません笑フードプロセサーでガー!で終わりです;^ω^)

今回は犬のために何をするか(させるか)について考えたいと思います(*・∀・)/

「私は愛犬をかわいがっている」

ほとんどの方がそうだと思います(*´∨`*)

一言で表しましたが、漠然として具体的ではないですね。

お人形の様な可愛い服を着せ、ペットバギー(犬用のベビーカー)に乗せてお出かけする。
ご飯は毎食彩豊かな手作り食を作ってあげる。
毎日散歩に出る。
…などでしょうか。

犬のためにする(させる)ということは、少なくとも犬がやりたいと思っていることではないと意味がない訳ですよね(・ω・?)

では犬は何がやりたいのか、「アニマルウェルフェア」の観点から考えてみましょう!

…なんじゃそりゃ( ̄◇ ̄;)

初めて聞いた人も多いかもですね。


アニマルウェルフェア(Animal Welfare)は日本語に訳すと「動物の福祉」と表現されます。

直訳すると「動物の身体的及び心理学的幸福」ですね。

この考えは1960年代にイギリスで生まれたものです。(1965年は家畜の産業革命と呼ばれているそうです)

もともとはペット…ではなく、

産業動物(牛豚鶏など)の家畜のために考えられたものです。

家畜が生産性のみを考慮された劣悪な環境で飼育されていることに関心が集まり、

例え、いずれ殺されて食用の肉になる運命の動物でも、生き物として尊重されるべきだとし、

「すべての家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす自由を」

という基準が提唱されました。

そこで、動物に「5つの自由」が定められました。

1、飢えと乾きからの解放

2、肉体的苦痛と不快からの解放

3、外傷や疾病からの解放

4、恐怖や不安からの解放

5、正常な行動を表現する自由

元は産業動物のためでしたが、現在では産業動物、ペット、展示動物(動物園の動物等)、そして野生生物も対象になります。

1〜3は普通の感覚の人であれば、すんなり理解できるかと思います。

問題は4、5ですね。

「犬の恐怖、不安」ってどんなものか思いつきますか?

人間も怖いと思うものを、犬が怖いと思った時に共感するのはできるのです。

人間にとっては日常の中にある普通のものでも、犬(動物)にとっては恐怖、不安を感じるものはたくさんあります。

例えば政治家やタレントの等身大もしくは上半身が大きく写ったポスターや看板、風にバタバタとはためく旗など…。これらを怖がる犬は多いものです。

これらを怖がるシーンを見た時に、「何怖がってんの!?」と完全スルーしていませんか?

動物の常識と人間の常識は違うのです。その違いを理解して、共感することはできていますか?

過保護になれっていう話ではないのです。

動物が何を怖がるのか理解して、遭遇したときにフォローしてあげる。

もしくは子犬時代に社会化をしっかり行う事で恐怖の対象を減らす努力をする。

これらを考えながら動物とくらすべきだ、という考えなんですね〜。

コイケルオフ会 

とても多い事例ですが、犬が苦手な愛犬を「お友達と仲良くしなさい〜」とドッグランに連れて行ったり、無理に他の犬と接触させてはいませんか??

犬同士で仲良くしなければならないかどうかの話はここでは触れませんが、

本人(本犬)は必要としていますか?

それができないと死んだり、誰かに迷惑をかけることがあるでしょうか?

話を戻しますが、無意識もしくは無関心によって、恐怖、不安にさらすことがないように気をつけましょう、という話です。

5、正常な行動を表現する自由、ですが…、

もっとわかりませんね〜〜(´・ω・`;)

動物にとって「正常な行動」って何だと思いますか?

きっと動物によって違いますね。

何にせよ、正常な行動を人間が知らないと意味が無いものですよね。

さあ、それでは次回はアニマルウェルフェアの大事な「三要素」に触れながら、

解説していきたいと思います(´ー`*)

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