ノーズワークって?

近年流行中の「ノーズワーク」というスポーツ。

犬の嗅覚を使ったスポーツには「足跡追求(トラッキング)」というものがあります(Ü)。人が歩いた形跡を嗅覚で辿って行くものですね。人が歩くとフケがパラパラとおちて、そのにおいをメインに探していくものです。

そのトラッキングとは別に、近年流行中のノーズワークというスポーツがあります。今回のインターペット2017では、スウェーデンから外国人講師を招き、ノーズワークの体験会をするイベントがありました。

ノーズワークとは?

スポーツ競技としてのノーズワークではなくても、普段家の中でオヤツを隠して犬に探させるのも1つのノーズワークです(o´艸`)このノーズワークの最大の特徴は、どんな犬だってできること。

鼻さえあれば文句なし!シニア犬でも子犬でも、病気やケガで体を悪くした犬も、臆病な犬も気が立っている犬も可能です。一般的な犬のしつけができてない犬で「うちの犬バカだから…」と思う人でも大丈夫。むしろ嗅覚を使うととても疲れるので、ストレスフルな犬や臆病な犬にとっては、ストレス発散して問題行動が減ったり自分に自信を持つことができたりするのです。

どんな犬でもできるのだから、家の中でのオヤツ探しでもぜひ取り入れたいものです。

競技としてのノーズワークは、オヤツ探しとは異なります。ターゲット臭となるものを探し当てなければなりません!ターゲット臭はアメリカと、その他地域(北欧など)で異なるのですが、アメリカではエッセンシャルオイル(精油)、北欧ではエッセンシャルウォーター(芳香蒸留水)を使用します。アメリカではバーチ、アニス等の植物の臭いを使い、北欧ではユーカリやローレルなどの植物を臭いがターゲットになります。

これらをフェルト状のシールに染み込ませ容器やどこかに貼り付けて犬に探させる、ということです。「貼り付ける」という表現をしましたが、ノーズワークには4つの科目があり、異なるシチュエーションで臭いを探します。

①コンテナーサーチ(容器)

②インテリア・サーチ(室内)

③エクステリア・サーチ(室外)

④ヴィークルサーチ(車)

さらにレベルによっては、ターゲット臭が無い事や誘惑のオヤツの臭いなどが設置されていることもあります!その中からターゲット臭のみ探し、臭いがない場合は「無い」と申告しなければならないとの事です(; ・`д・´)
(これ以上の詳しい説明はこちらをご覧下さい→ノーズワークというスポーツ(藤田りか子さん)

今回のインターペットでは、コンテナーサーチとインテリア・サーチの体験会を行いました。

スウェーデンからバルブロ・リーデン先生が来日し、ノーズワークについて教えてくれました。

バルブロ先生と通訳の藤田さん。

ノーズワーク

まずは、ノーズワークとは何かの説明と、サーチについて大事なことを話してくれました。

大事なこと

①犬は一頭ずつ行うこと。(周りに気を取られないようにするため)

②犬同士が交流することをできるだけさけること。(テンションの上がり下がりがサーチの時の集中に影響を与えないようにするためだと思います)

③トレーニングの際は排泄を済ませておくこと。(これも集中できるように、ですね)

④犬に集中すること。サーチ中に他の人と話さない。(犬の些細な変化を見逃さないため)

⑤その犬のレベルに合わせてサーチのセッティングをすること。(難しすぎるのは良くないですよね)

⑥根気良く。

⑦ノーズワーク中に「ダメ!」など言わない。(犬に任せる。)

ターゲット臭を発見したときのリアクションは犬それぞれで、しっぽを振る犬もいれば、鼻の穴がぷくっと膨らむ犬などがいるそうです。その些細な変化を飼い主が読み取って、「アラート」と言って手を挙げなければなりません。ちなみに競技会では、ターゲット臭がどこにあるか(または、あるのかないのかも)は飼い主と犬に見えないようにセットされます。なので④はとても大事なことなんですね。

インターペットでは、ノーズワークを経験したことがある犬はインテリア・サーチを、経験したことがない犬はコンテイナーサーチでオヤツ探しを体験しました。ロダはやったことがないのでコンテイナーサーチをしました(°∀°)

その様子はまた次回に書きます!(´^ω^`)

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